乳がんのサブタイプLuminalを私が知らなかった理由

乳がんホルモン治療・アロマターゼ阻害薬の服用をやめたいと主治医に相談したとき、

詳細は前回日記⇒⇒

「長坂さんは、乳がんタイプがルミナールだから、今はまだやめる時期ではないのだけど・・・。
晩期再発のリスクもあるし・・・。」

と言われまして、

そのとき初めて「ルミナール」、「晩期再発」という単語を聞きました。

「ルミナールってなに?」

「ルミナール」、「晩期再発」という単語そのものについても、もちろん知りたかったんですが、

【どうして私が、今まで「ルミナール」という単語を知らなかったか。】

ということも、その理由を知りたいと思いました。

自分の治療方法は、主治医に選択肢を教えていただいたうえで、自分でも考えて判断して、自分で決めてきたと思っていたので、なぜ知らなかったか?ということが疑問でした。

聞いていたのに、寄る年波で忘れちゃったのかな?

いやいや、そんなはずはない。

2007年・2008年に買い求めで読みあさった乳癌関係の本を見直してみましたが、

「ルミナール」「Luminal」という単語はどこにも出てきません。

20140813_bc_book

理由が分かりました。

乳癌のサブタイプが定義されたのが、2011年の国際乳癌学会でのようです。

(参考:
一般社団法人 日本バプテスト連盟医療団、日本バプテスト病院の
「2011年第12回国際乳がん学会での乳癌サブタイプの定義と推奨される全身治療」のページ↓↓↓の表が分かりやすいです)
http://www.jbh.or.jp/departments/geka/policy/nyugan_chiryo.html

だから、

2007年の乳癌手術のときにも、抗がん剤治療をはじめるときにも、

2008年のホルモン治療をはじめるときにも、乳癌のサブタイプについては聞いてないわけです。納得。

2007年の時と何かが大きく変わったというわけではなくて、あれから数年経って、いろいろな数字が貯まり臨床研究も進み、タイプを定義できるようになったということみたいですね。

知らなかったの私だけ?(^^;)

2007年~2009年に手術~抗がん剤治療~ホルモン治療をした方、

このタイプご存じでしたか?

乳がんサブタイプ

・Luminal A
・Luminal B(HER2陰性)
・Luminal B(HER2陽性)
・Erb-B2過剰発現
・Basal like

乳癌のサブタイプの定義と術後補助化学療法について、とってもわかりやすくまとめてくれているページを見つけました!

こちら⇒⇒「日々のつれづれ、良かった探し」サイトの「乳がんサブタイプと術後補助化学療法」のページ

なるほど~~。

そうだよね~。

日々進歩してるんだから、多くの患者さんの臨床結果を積み上げていけば、いろいろな数字が貯まって、様々な定義もできるようになるし、信頼できるエビデンスもできるだろうしね。

私は「Luminal A」か「Luminal B」のどちらかみたい。

ってところで、今日のところはここまで。

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昨日は久しぶりに涼しい1日でしたね。

夕方のウォーキングでは、近所のネコが車の上で気持ちよさそうに寝てて、癒されたわあ。

20140811_cat

あ~、ネコ飼いたいなあ。

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「乳がんのサブタイプLuminalを私が知らなかった理由」への8件のフィードバック

  1. 私もすぐに調べました!!
    2003年には、もちろんありませんでしたよ。こんな言葉は。
    ルミナールって、要するにホルモン感受性が高いってことなんですね。
    由佳さんが示してくれたサイトで、さらに勉強します。
    ありがとう!!

  2. ●あきるーさ~~ん
    こんにちは!長坂です。
    今日の東京は、まあまあの曇り空。過ごしやすいですね。
     
    >私もすぐに調べました!!
    >2003年には、もちろんありませんでしたよ。こんな言葉は。
    ですよね!!(^_^)
    乳がん事情、日々進歩してますね。
     
    >ルミナールって、要するにホルモン感受性が高いってことなんですね。
    >由佳さんが示してくれたサイトで、さらに勉強します。
    >ありがとう!!
    そう、そうみたい。
    ホルモン感受性、Her2感受性で大きく分類して、
    手術後の化学療法・ホルモン治療の進め方をどうするか?ってことをザックリ定義できるようになったということみたいですね。

  3. こんばんは。その頃だとLuminalという言葉は無かったんですね。
    私は2012年の初めの手術だったので、Luminalなんて言ったりしたんでしょうが、主治医からではなく、かなり経ってからネットや冊子のあちこちで見かけるようになりました。
    私は、日経メディカルに登録したので(医師でないのに)、かなり難しくて理解出来ない事も多いですが、大半そこで仕入れてきてます。
    それがけっこう自分に不利な情報だった場合、また主治医に聞いてみたり…。
    今の治療がベストと信じて毎日過ごした方がいいな〜と思い、最近はポジティブ情報だけキャッチしたいな〜と思うようになりました。
    長坂さん、そうです。私は既に閉経から5年経っていたので、ホルモン治療の最初の薬はフェマーラですよ〜

  4. こんにちは 長坂さん
    暑いですねぇ~
    私は2年前の2012年なので知っていました。
    手術前に病院から渡された「乳がん治療について」の冊子に書かれていたからです。
    例えば、HER2検査で陽性(患者の20%~30%)の人は、
    HER2の量で抗がん剤治療の効果を予測するみたいです。
    ハーセプチン(薬剤)はHER2が陽性のがん細胞に有効であることが確認されているとか・・
    だから同じ乳がんでも、がん細胞によって大きく治療方法が異なることを知りました。
    友達は放射線治療後、ホルモン治療と並行にハーセプチンを一年近くしていました。
    私はホルモン受容体が陽性であることは聞いていますが・・・自分がどのタイプか?は聞いていません(笑)
    長坂さん、フェマーラのホルモン治療はちょっと大変そうですが、一緒に頑張りましょうね(*^_^*)

  5. こんにちは。
    私は2011年発覚だったので、針生検で手術前に「ルミナールタイプ」と主治医に説明されました。
    その後、ルミナールにAとBがあることを知り、手術から3年後、再度病理検査をお願いしてki67値を調べてもらい、Aタイプであることが判明しました。3年前はうちの病院ではki67を調べてなかったのですが、今は調べています。
    主治医が「今年、発病だったら、抗がん剤はせず、ホルモン剤だけでいきました。3年前は当時の最善の治療をしたと思っています」と言われました。
    必要以上の治療をしたのか。じゃあ、大丈夫だ、と安心材料になりました。

  6. ★Y子さん
    こんにちは、長坂です。
    >こんばんは。その頃だとLuminalという言葉は無かったんですね。
    そうなんです。
    (専門家の間では使われていたかもしれませんが)、少なくとも患者には説明されてはいませんでした。
     
    >私は、日経メディカルに登録したので(医師でないのに)、かなり難しくて理解出来ない事も多いですが、大半そこで仕入れてきてます。
    >それがけっこう自分に不利な情報だった場合、また主治医に聞いてみたり…。
    日経メディカルの情報は私も見てますが、チェックできてなかったみたいです。
    自分から医療情報を知ることって難しいですね。
     
    >長坂さん、そうです。私は既に閉経から5年経っていたので、ホルモン治療の最初の薬はフェマーラですよ~
    教えてくれて,ありがとうございます。
    フェマーラ5年間のあと、どうするのか、決ったらぜひ教えてくださいね。

  7. ◆mikkyさん
    こんにちは!長坂です。
    コメント、ありがとうございます!
    >暑いですねぇ~
    台風一過で涼しくなったと思いきや、まだまだ暑さは続きますね。
     
    >私は2年前の2012年なので知っていました。
    >手術前に病院から渡された「乳がん治療について」の冊子に書かれていたからです。
    そうなんですね。
    今ではもう当たり前の情報なのですね。
     
    >例えば、HER2検査で陽性(患者の20%~30%)の人は、
    >HER2の量で抗がん剤治療の効果を予測するみたいです。
    >ハーセプチン(薬剤)はHER2が陽性のがん細胞に有効であることが確認されているとか・・
    ほう、抗がん剤治療の効果の予測までできるようになったなんて、すごい進歩ですね。
     
    >長坂さん、フェマーラのホルモン治療はちょっと大変そうですが、一緒に頑張りましょうね(*^_^*)
    はい、がんばります。
    わたしの場合、とにもかくにも、もう少し真剣にダイエットに取り組むことが急務のようです。(^^;)

  8. ◎アクリルブルーさん
    はじめまして、こんにちは!長坂です。
    コメントしてくださって、ありがとうございます!(*^_^*)
     
    >私は2011年発覚だったので、針生検で手術前に「ルミナールタイプ」と主治医に説明されました。
    >その後、ルミナールにAとBがあることを知り、手術から3年後、再度病理検査をお願いしてki67値を調べてもらい、Aタイプであることが判明しました。
    >3年前はうちの病院ではki67を調べてなかったのですが、今は調べています。
    やはり、2011年には患者にもちゃんと説明がされていたのですね。
     
    >主治医が「今年、発病だったら、抗がん剤はせず、ホルモン剤だけでいきました。3年前は当時の最善の治療をしたと思っています」と言われました。
    ルミナールAだと抗がん剤治療をしなくても済む場合もあるのですね
     
    >必要以上の治療をしたのか。じゃあ、大丈夫だ、と安心材料になりました。
    「しなくてもいい抗がん剤治療をしちゃたのか」とマイナスに捉えてもいいことありませんものね。
    ポジティブに受けとめてナイスだと思います!
    私はKi67を調べてもらったことないので今となっては分かりませんが、気にしても仕方ないので気にしないことにします!
    ありがとうございます!(*^_^*)

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