乳がん局所再発の治療はじめた。分子標的治療(ハーセプチン)と抗がん剤治療(ドセタキセル)の併用。治療2020はじまる!

局所再発で終わらせるための治療

先週から、分子標的治療(ハーセプチン)と抗がん剤治療(ドセタキセル)をはじめました。

12年前に温存手術した乳房内の局所再発癌がみつかって、まずは乳房を全摘手術して無事終了したので、次は遠隔転移を発症させないための治療です。
「局所再発で終わらせるための治療」と思っています。

分子標的治療(ハーセプチン)とは

12年前の初発乳がんのときは、ホルモン感受性が強陽性(3+)だったのでホルモン治療をしましたが、今回の再発乳がんはホルモン感受性が陰性に変わり、HER2が陽性になっていたので、抗HER2療法である「分子標的治療」というのが有効なのだそうです。

「分子標的治療」という単語は見聞きして知っていましたが、詳しくは分かってませんでした。

簡単に言うと、「ホルモン治療」というのが、女性ホルモンの影響を受けるタイプの乳がんを抑制するのに対して、「分子標的治療」というのはHER2たんぱくの影響を受けるタイプの乳がんを抑制するというものです。
(私の家族に分かるように超簡単に書いているので、正式な詳細は各自お調べくださいね)

分子標的治療の解説としては、日本乳癌学会のこちらのページがわかりやすいと思いました。参考までに。

分子標的治療(ハーセプチン)のよいところは副作用が軽いらしい。

HER2陽性の再発乳がんには、分子標的治療(ハーセプチン)がとても効果が高いということと、もうひとつよいところは、抗がん剤治療より副作用が軽いらしいです。

抗がん剤は癌細胞だけじゃなく正常な細胞にも攻撃をするので、副作用が色々出てツライことが多いのですが、分子標的治療はHER2たんぱくだけを狙って攻撃するので副作用が軽いらしいのです。

「軽いらしい」とあえて書いているのは、
製薬会社のパンフレットや、がん情報サイトなどには軽いと書いてあるし、乳腺主治医も軽いとおっしゃるけど、
こういうものはやってみないと分からない、ということを今までの12年間でイヤというほど体験しているからね。
実際にやってみて、本当に副作用が軽いのかどうかは、ブログでご報告しようと思っています。

分子標的治療(ハーセプチン)は1年も続けるらしい

「副作用が軽いのは有り難い。それならば頑張ってみよう!」

と、思ったのですが、、、

私『そのハーセプチンというのは、ホルモン治療みたいに薬を飲むのですか?』
先生『いえ、抗がん剤治療みたいにね、3週間に1回、点滴するの。でも時間は短いよ。』
私『何クールぐらいするのですか?4回?6回?8回?』
先生『17回 』
私『えーーー!!! 』

初めて聞いたときには、ほんとにビックリしてガックリきました。
17回。3週間に1回の点滴を1クールとして、それを17回。
51週ってことはほぼ1年。1年間も続けないといけないのかぁぁぁぁ。。。

局所再発で終わらせるためには仕方ないか。

抗がん剤治療も併用で

さらに、抗がん剤治療(ドセタキセル)を4クールだけ同時進行でやることになりました。

分子標的治療(ハーセプチン)だけを単独でやるという選択肢もあったけど、いろいろ考えに考えた結果、併用治療することに決めました。

ひとりでは決められなかった。みんなに助けられての決断

この治療の検討と結果は、いままでで一番悩みました。

手術が終わった時点で、なにもしないという選択肢もないわけではなかったし、分子標的治療(ハーセプチン)だけの治療で済ませるという選択肢もありました。

惑わされることもいっぱいあった。
ホルモン感受性が陽性から陰性に変わってしまったことや、
HER2が陰性から陽性に変わったこと、
癌の悪性度Nuclear gradeがGrade1からGrade 3になったこと、
そもそも初発乳がんから12年も経って再発したことなど。

乳腺主治医は熱心に丁寧に治療内容を説明してくださって、治療をやるリスクとやらないリスクもちゃんと提示してくださって、私が自分で考えて自分で決められるように話してくださいました。

乳がん看護認定看護師さんも、医療専門家の親友も、一緒に考えてくれました。
本当に有り難い。ありがとう。

でも、この、治療内容を自分で考えて自分で決めるって、すごく難しいじゃないですか。その結果が自分の命に繋がっているわけだし。
私は医療専門家でもないのに、治療内容のAとBの違いや、ベネフィットとリスクをきちんと把握しないといけない。

考えることそのものがイヤになってしばらく現実逃避したりもしました。
2週間は現実逃避して、病気や治療内容のことを、誰にも言わず黙っていた時間あありました。

その間も、じっと静かに何も言わずに、辛抱して見守って待っていてくれた家族がいてくれたので、少しずつ現実に戻ることができて、エイッと重い腰を上げて、ひとつひとつを調べて階段を上るように少しずつ理解して、自分で決めていくことができました。

自分で決めるっていうのは、本当にしんどかったなあ。
12年前の初発乳がんのときは、こんなに自分で決めていたかなあ?
再発乳がんの他の患者さんは、同じようなことをしているのだろうか?
みんな、こうやって、自分で調べたり悩んだり困ったりして、自分で決めているのかなあ?

私の「治療2020」はじまる

これから一年続く化学治療では必ず副作用があり、しんどいときもあると思うけど、2020年から、干支ひとまわりは元気で暮らせて仕事ができるように絶対にしたいので、「治療2020」がんばって乗り越えるぞ!(^_^)


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