卵巣内膜症性嚢胞の手術内容決定。子宮も卵巣も全部摘出することにしました。

右卵巣内膜症性嚢胞の手術内容で最後まで悩んだのが

腫れていないほうの左卵巣をどうするか?

 

子宮は、

2000年に子宮頸がんやってるし、

2010年に子宮筋腫核出手術しているし、

生理がくると大量出血・激痛で手に負えないので、

腹腔鏡で摘出してもらえるなら、一緒に摘出してもらおうと。

手術後のリスク、排尿障害が心配だったのですが、

広汎子宮摘出じゃなくて、単純子宮摘出であれば心配ないと

主治医が言ってくれたので、子宮は摘出ってことでヨシと。

 

残るは、左卵巣。

 

乳がんのホルモン治療との関係もあるので、

乳がん主治医にも相談してみたところ、

 

乳がん的には、両卵巣を摘出することは、

女性ホルモン・エストロゲン感受性が強陽性の私にはいいことだそうです。

そりゃ、そうですよね。

女性ホルモンをつくっている卵巣を取るわけですから、

女性ホルモン大好きタイプの私の乳がんは、再発・転移のリスクが軽減されます。

 

腫れていない正常な卵巣を摘出するのを決めかねていたのは、

両卵巣を取ってしまうことで、急激に女性ホルモンがなくなってしまって、

更年期障害のような症状が急に激しくでるのではないか?という心配。

 

2008年に抗がん剤治療をしたとき、

抗がん剤のせいで月経が止まり、それと同時にひどい関節痛になり、

かなり長い間、1年以上、体が自由に動かず

毎朝起き上がれず、歩くのもきつくて、体の不自由に比例して、

気持ちも沈んで、毎日がとっても辛かったので、

あの関節痛にだけは、二度となりたくないという恐怖。

両卵巣を取って、またあのような関節痛になったらどうしよう?

 

あの関節痛がイヤで、リュープリン注射による偽閉経状態にする

ホルモン治療も拒否したぐらいなのに。

良性腫瘍のために、そのリスクを取る?

 

乳腺主治医に、この点も相談してみたところ、

 

『確かに、両卵巣がなくなると女性ホルモンがいきなり減るわけだから、

そういう症状が出ないということは言えないでしょう。

何かしら、症状が出ると覚悟しておいた方がいい。

 

でも、2008年のときと今とでは条件が違う。

4年前に比べ、今はもう女性ホルモンが

だいぶ少なくなっているだろうから、(^^;)

あのときと全く同じ程度の症状が出るとは思えない。

 

乳がんの再発・転移リスクが減る点、

長坂さんが、卵巣・子宮の婦人科系に弱い点などを考えると、

腹腔鏡でできるときに、一度の手術で摘出してしまえる利点も大きいのでは。

 

更年期障害的な症状は、いずれ発症する可能性もあるわけで、

それがちょっと早くやってくると思えば、

外科医的な発想かもしれないけど、

悪性腫瘍を抱えるリスクは取れるなら取ってしまってもいいと思う』と。

 

乳腺の主治医に、婦人科の手術内容を相談するという

専門外の相談にも関わらず、

いつものように真摯に考えて答えてくださって、

本当にありがたいです。

 

モヤモヤ悩んでいましたが、

これで両卵巣とも摘出して、婦人科系のリスクがない状態にすることを決めました。

 

子宮も卵巣も全部取ってしまえば、

もう婦人科のがん検診受けなくてよくなりますしね。

あの検査をもう一生受けなくてもいいと思うと、

それはそれで、凄くスッキリです!(^_^)

 

両卵巣を取ってしまえば、女性ホルモンもなくなり、

乳がんのホルモン治療ももうしなくてもよくなるのでしょうか?

と聞いたところ、それは、そうでもないとのこと。

閉経後のホルモン治療があるとのことで、

また後日くわしく聞いて相談して決めることになりました。

 

手術内容を納得して決めることができたので、

あとは仕事の段取りして、いつお呼びがかかってもいいように準備準備。

 

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スッキリしないのが糖尿病。

20120605_hba1c

ヘモグロビンA1cの値が良くなりません。

6.8

薬を飲まなければいけなくなる一歩手前!赤信号。

 

空腹時血糖値は117。

前よりは良くなってきたけど、まだまだ。

 

内科の医師に、

『ヘモグロビンA1cが7を越えると、外科手術してもらえなくなりますよ!

あと5キロ痩せましょう!』

と言われてしまいました。

 

血糖値が高いと、感染症にかかりやすかったり、

術後の治りが悪くなるのだそうです。

 

手術予定の7月もうすぐそこなのに、5キロ減量は間に合わないなあ。

ロングブレスと糖質制限でがんばってみよう。

試験前の一夜漬けみたい。(^^;)

 

 


 

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子宮全摘術の後遺症・排尿障害やリスクについて考えてみました。

右の卵巣は、内膜症性嚢胞(チョコレート嚢腫)で6センチの腫れが引かず、

痛みもなくなる気配がないので、手術で摘出することはもう決めたのですが、

子宮を摘出するかどうか、を考えてみました。

 

友人が、「子宮摘出をすると排尿障害がおきることがあるので、

そういうリスクについても考えたほうがいい」と教えてくれるまで、

子宮全摘の後遺症やリスクについては、

外科手術をするリスク程度にしか考えていませんでした。

 

子宮全摘と排尿障害について、調べてみたら、

このことについては、専門書籍にもインターネット上にも

意外なほど情報が少ないことが分かりました。

なぜでしょうね?

 

 

◆子宮の全摘術について詳しく書かれていたのはこのページ

レディースホーム

http://www.ladys-home.ne.jp/faqsite/ans-files/FAQ-G/FAQ-G8.html

20120618_web1

婦人科系(子宮や卵巣)の疾患について、かなり詳しく解説がありました。

http://www.ladys-home.ne.jp/faqsite/faq.html#myoma

 

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子宮全摘の予備知識を得て、

婦人科主治医に、排尿障害の心配について聞いてみましたら、

 

『広汎子宮全摘術の場合には、子宮のまわりのものも広く取るために、膀胱の神経などを傷つけて排尿障害がおきてしまうリスクもあるにはあるけれど、予定しているのは単純子宮全摘術なので、100%絶対とは言えないけど、排尿障害はまず起きない。大丈夫!』

と主治医が、私の目を真正面から見て、自信ありげに力強く言ってくれたので、

排尿障害の後遺症については、まずは、心配しないことに決めました。

 

月経時の出血が大量で腹痛もひどいし、

子宮の全摘も、腹腔鏡で手術できるとのことなので、

子宮も全摘してもらうことにしました。

 

あとは、左の卵巣をどうするかを決めるだけです。

 

 


 

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卵巣内膜症性嚢胞の手術内容を決めるために、分かりやすい子宮内膜症の本を探して読破しました。

昨年秋から抱えている右卵巣内膜症性嚢胞(チョコレート嚢腫)。

経過観察してても卵巣の腫れも痛みも引かないので、手術で右卵巣を取ることにきめました。

 

婦人科主治医から手術方法として、以下3つの選択肢があることを教わりました。

(1)腫れている右卵巣だけを摘出する。

(2)右卵巣に加えて、子宮も摘出する。

(3)右卵巣に加えて、子宮と左卵巣も摘出する。

 

『子宮内膜症って、子宮にできるんじゃないのぉ?』と

思っていたぐらい無知だったので、

まずは子宮内膜症が何かを知らないと、選択も何もできません。

子宮内膜症とは?

子宮内膜症の治療方法は?

ここまでは昨年勉強済みです。

 

今回あらたに勉強したことは、

手術して摘出する場合にはどんな方法があるのか?

それぞれのリスクは?

 

納得した治療・手術をしたかったので、

分かりやすそうな子宮内膜症の本を探してみました。

 

1冊目

20120612_naimakushoubook1

 

日本子宮内膜症協会 いぬい益美 著

『あなたを守る 子宮内膜症の本』

2000年11月 初版発行、2007年3月 8刷発行 

 

【わたしの超個人的 読後感】

患者当事者(いぬい益美氏)が子宮内膜症のことを調べ尽くして、研究して執筆したと思われ、医師の手術技術のクオリティにも言及しており、当事者目線で書かれている。

もの凄く詳細に多岐にわたって書かれているので、ページ数が多く、文字も小さいので、読み切るのは非常に難しい。わたしは全ページはとても読み切れませんでした。
だが、多くの情報を得たい人には役立つと思う。

初版の2000年当時は、医師の間でも、子宮内膜症のことが詳細に理解されていなかった模様で、そういう状況下で、このボリュームを執筆された情熱は凄いと思う。

 

2冊目

20120612_naimakushoubook2

杉並 洋(産婦人科医) 著

【改訂新版】専門のお医者さんが語る Q&A 子宮内膜症

平成8年7月 初版、平成20年4月 改訂新版発行

 

【わたしの超個人的 読後感】

専門のお医者さんが語る、というタイトルどおり、

子宮内膜症のイロハがきちんと網羅され説明されている。

子宮の役割からはじまり、子宮内膜症の原因・症状・検査・治療まで網羅的に書いてあり、目次的には十分と思うけど、医師の言葉で書いてあるので専門用語も多く、小難しい印象はある。

辞書的な印象。

しっかりと理屈から理解したい人には、オススメ。

 

 

3冊目

20120612_naimakushoubook3

武谷雄二 監修

子宮内膜症 これで安心

2008年10月 初版

 

【わたしの超個人的 読後感】

東京大学医学部・産婦人科の教授が監修して、小学館が執筆・編集しているようで、医学の素人にも分かりやすい言葉で書かれている。

子宮内膜症のイロハは、簡潔にまとめられている。

子宮内膜症の患者・女性が読みやすいように、やさしいまとめ方をしているので、誰にも抵抗感なく読みやすいと思う。

かといって、内容が雑なわけではなく、治療方法・手術方法について詳しく分かりやすく書かれていて、わたし的には一番役に立った。

「GnRHアゴニストをすすめられたけど、ほかに治療方法はないのか?」とか、

「手術にも、卵巣だけ摘出方法と、子宮も全摘する方法がある」こととか、

わたしが一番知りたかったことが書かれていました。

 

最初に買う1冊目の本としては、これが一番オススメです。

これを読んでみてもっと理屈が知りたくなったら、2冊目(専門のお医者さんが語るQ&A)のほうを読むと、より理解が深まると思いました。

 

 

ってなことで、子宮内膜症とは何か?も理解したし、

手術方法も分かりました。

あとは、リスクとして考えられることと合わせて、

主治医と再度相談して決めるだけです。

 

「右卵巣に加えて、子宮も摘出、左卵巣も摘出」にすることが、

わたしにとっては一番いいだろうなーと思っているところです。

 

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医療系の本って、一度読んだら、読み返すことってあまりないし、

高価なものが多いので、

もっぱらAmazonの中古で買ってます。

定価の3分の1ぐらいで買えるし、状態が良いものが多いので全然問題ありません。

 

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本の写真の下に見える くまもん (*^_^*)

熊本土産にいただいた くまもんタオルてぬぐいです。

 


 

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