抗がん剤治療2クール目はじまり

今日から抗がん剤治療(FEC療法)2クール目が始まり。

抗がん剤が投与できるかどうかは、細菌やウイルスといった外敵やがんから身体を守る働きをする白血球の数が最低限保たれているかで決まり、治療の前に必ず採血検査します。

で、今日の私の結果は、白血球数は5,000個/mm3あり、前回の7,500個よりは減りましたが、まだまだ標準値内でOK!

というよりも、前回10月4日の7,500個という検査結果が、かなり良い結果だったのではないかと思うわけでして、退院後も食事に気をつけている甲斐があったんないかな。嬉しい!
(白血球の標準値は、4,000個~9,000個/mm3だそうです。)

 
 
20071025_kougan1

前回は、オットマンつきのリクライニングチェアーで点滴を受けましたが、今日は前回よりもっと広々としたチェアーベッドを使わせてもらいました。

国際線飛行機のビジネスクラスなどで使われていそうなシート(ビジネスクラス乗ったことないので確かじゃないが・・)に似ていて、ほぼ180度にフラットになるのでベッドみたいになります。
全身マッサージ機みたいな感じでもあるね。

数時間かかる点滴投与を少しでもリラックスしてやり過ごすためには、快適環境の配慮はありがたいです。

 
 
20071025_kougan2

点滴の針を刺す場所は毎回違う場所にした方が良いのですが、わたしの静脈を捜すのは難易度がとても高いらしく、今回も前回とほぼ同じ場所になってしまいました。

いやーな予感がしたのですが・・・

案の定、血管が抗がん剤のダメージを受けて、手首から肘までに痺れを感じるようになってしまいました。
幸い、赤く腫れたり、最悪の状況にはなりませんでしたが、次回点滴のときは、ひじから上に針を刺すことになっちゃった。

 
 
20071025_nashi

今日の夕飯は梨。
さすがに初日は食欲がないけど、前回クール同様、吐き気なく3週間過ごせますように♪

 
 
【今日の診療費】
10月 25日 ¥39,580 (採血、診察、抗がん剤投与治療、投薬)

洗濯バサミ風リハビリ、明日から2クール目

今日はリハビリ作業療法と、看護相談。

リハビリ作業療法では、腕の上下の動きと握力(指の力)に重点をおいたトレーニングをしました。

20071024_riha

この道具は、下にある洗濯バサミを上の棒に挟んでいくもので、洗濯バサミの色によってバネの強弱が違います。
バネが弱い順から、黄→赤→青→緑→黒。

この洗濯バサミ風トレーニング道具は約1ヶ月前にも一度試したことがあるのですが、その時は、棒の下から3分の1までしか腕が上がらず、色も黄色だけしか挟めなかったのが、今日は、棒のかなり上の方まで腕があがり、赤色の洗濯バサミも挟めるようになりました。

リハビリの後は、看護相談。

慶應大学病院の外科では、医師の診察のほかに看護相談というものがあり、ドクターの説明では納得できなかったことや、専門的で難しくて理解できなかったことや、ドクターの診察後に疑問に思ったことなどを、看護相談という形でナースに相談できるようになっています。

明日から抗がん剤治療の2クール目が始まるので、その前に、前回の抗がん剤治療によって具合が悪くなった傷口について不安を解消しておきたかったので、

・傷が赤みを帯びていること
・ドレーンがあった箇所の周囲がプヨプヨしていること
・リンパ節を取った脇に熱があり痛みがあること

状態や症状をすべてナースに聞いてもらい、傷を丹念に診てもらいました。
外科ナースの看護相談では、「どうして大丈夫なのか」「その症状の理由は何か」を丁寧に説明してくれるので、不安が解消できます。

脱毛に関しても、自分の思いを正直に話し、気持ちの整理をすることができました。

20071024_fruit

帰りに新宿のデパ地下で千疋屋のフルーツババロアをホール買い。(^^)
明日からの抗がん剤治療2クール目にむけてエールを。

今日は10日ぶりの電車でした。
出かけるときは、こーんな感じです。
秋の帽子。

20071024_odekake

【今日の診療費】
10月 24日 ¥1,080 (リハビリ作業療法)
10月 24日 ¥210 (看護相談)

 

続)どんどん髪の毛が抜けていく

どんどん 髪の毛が 抜けていく。

髪の毛が抜けていく様子の写真を、ここに載せるかどうか迷い考えたのだけど・・・
ワタシは、ウチに引きこもりたくないし、今までだって散々いろんな写真(傷口とか)載せてきたのだから、これも気にせず載せることにしました。
(と、前置きするところに、まだ迷いが窺えるね)^_^;

20071019_0803middle

入院に備えて少し短めにカットしたのが8月。

20071019_1004short

入院・手術を終え、抗がん剤治療に入る前にショートカットにしたのが9月末。

ドクター・ナースの予告どおり、抗がん剤を点滴投与して2週間目ぐらいから脱毛がはじまり、
「あ!髪の毛が抜け始めたかな」と感じたのが10月14日(日)。

最初の2日間ぐらいはカワイイ抜け方だったけど、3日目ぐらいから、洗髪のときや朝の整髪のときに手につく髪の量が、毎日、累乗的に増えてきました。

3日目は、油性マジック細字で、手のひらに数本の線を引いたぐらいの量が抜け、

4日目は、油性マジック中太で、手の指の間すべてに線を引いたぐらいの量が抜けるようになりました。

20071019_1017cap

こうなってくると、フツウにしていても髪が抜けてしまい部屋に髪が散らばるので、起きているときも寝るときも、こんな医療用キャップをかぶります。

そうそう、病院では、脱毛に備え、帽子やウィッグについて簡単な説明はしてくれるし、パンフレットも自由に手に出来る場所に置いてありますが、そこから先の詳しい説明や買い方まで教えてくれるわけではないので、そこから以降は自分で調べ自分で行動して準備(購入)しないといけません。

外出するときにかぶる帽子やウィッグのことは誰もが考えるのですが、髪が抜け始めている途中に段階的に必要になるものについての助言や情報が、なかなか手に入りにくいということが、自分で体験してみて分かりました。

カワイイ帽子を買う前に、必要なものや必要な情報があるので、今後、ぼちぼちまとめていけるといいなと思ってます。

寝るときにもかぶれて、優しい素材で、頭皮が保護できる医療用キャップを買う一番簡単で遠慮が要らない方法は、ネットショップでした。

5日目の昨日からは、太いマジックの極太で線を引いたぐらいの量がゴソッと抜けるようになり、とうとう前頭部が薄くなってきた模様。

20071019_1018usui

↑この写真を見ると悲惨でもの悲しい感じがしますが、

20071019_1018alittle

↑まだ全体で見れば、「ちょっと薄くなったかな」ぐらいでしょうか。
しかし、2枚目の写真と比べると髪のボリュームの違いが一目瞭然です。

今は、そっと触っただけでも抜けるし、急な来客にも都合良いように、日中はバンダナを巻いていることが多いです。

20071019_1019bandana1

お神輿かつぐときみたいだし、医療用キャップより明るいので、まあまあかな。

20071019_1019bandana2

どうかな?似合う?
顔、大きいな。 >自分

髪が抜けることはイヤだけど、
それよりも今一番辛いのは、見た目の問題より、洗髪時など手に髪がついてくるのを毎日見ないといけないこと。
髪が抜け進んでいるという現実を、毎日感じさせられて恐い、しんどい、辛い。

抜けるならスパッといっぺんにツルツルになってくれればいいものを、ジリジリと抜けられると、毎日何度も「なんで自分がこんな目にあわなきゃいけないんだ!」と思ってしまい、そんな自分もイヤ。

昨夜は、1ヶ月ぶりに睡眠導入剤(レンドルミン)のお世話になってしまい、近頃少し眠れません。
あ~、弱虫だなー。

いっそのこと、高校球児のようなスポーツ狩りにしようか、思案中の今日この頃です。