放射線治療後(1年3ヶ月経過)の経過観察・診察

昨日は、今月はじめての通院でした。
放射線科の診察。

2008年6月4日に放射線治療は終わっているので、
あれからもう1年3ヶ月が経過していますが、
まだ放射線科の経過観察・診察は、次のようなサイクルで続いています。
  

放射線治療(5グレイ×25回)終了 (2008年6月)
 ↓
1ヵ月後 経過観察・診察 (2008年7月)
 ↓
2ヵ月後 経過観察・診察 (2008年9月)
 ↓
3ヵ月後 経過観察・診察 (2008年12月)
 ↓
3ヵ月後 経過観察・診察 (2009年3月)
 ↓
半年後 経過観察・診察 (2009年9月)
 

乳房の皮膚の様子を観察したり、
特に困ったことがないかどうかを問診してくださり、
乳房、ワキ、鎖骨あたりに異常かないかを触診してくださいます。

放射線治療後の経過観察を、こんなに長く、しかも丁寧にするとは
思っていなかったので、少々驚いていますが、
やっぱ、なんつっても、「放射線」をあてたんだから
慎重に経過を観察・診察していく必要があるんでしょうね。
 

特に困っていることはありませんが、
放射線照射したところの汗腺、皮脂腺が損傷を受けているので、
汗や皮脂が出ないため、皮膚が乾燥しやすくなってます。

これからの季節は、乳房が乾燥してくるので注意が必要です。

今年の冬、3月には、湿疹・皮膚炎をおこしてしまったので、
そのときの日記があります。
 湿疹・皮膚炎のグロイ写真あるので苦手な人は見ないでね)
今度は、ひどくしないように注意して保湿クリームなど塗って注意しようっと。
 

次回の放射線科受診は、半年後の2010年3月です。
いつまで経過観察するんでしょうね?
乳腺と同じように5年、10年とするんでしょうか?
今度きいてみようっと。

 

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話は変わって、旬の野菜の話し。

すっかり涼しくなって秋を感じるようになった今日この頃。
秋は食べ物が美味しいから気をつけないとねぇ。

9月が旬のナスをぬか漬けにしてみました。

20090926_nukazuke1

1本まるまるで漬けると味がつくのに時間がかかるので、
私は縦半分に切って漬けます。
真ん中のオレンジ色のは人参。

20090926_nukazuke2

人参は色どりがキレイで食卓が明るくなりますね。

20090926_nukazuke3

メインのおかずは、茹でササミの みぞれがけ。
これは超簡単だしローカロリーですよ。

沸騰したお湯に臭み抜きのためのお酒を適量(オタマ1杯ぐらいでOK)入れて、
その中で、一口大に切った鳥のササミを茹でるだけ。

たっぷりの大根おろしの上に、茹でたササミを乗せて
上から七味唐辛子や柚子胡椒をかけて、
お好みでポン酢または醤油をかけるだけ。


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ドラッグ・ラグってご存知ですか?

私のブログをご覧いただいて、「励みになりました。」とおっしゃっていただけることがあると、とても嬉しいですし、自分の経験や存在そのものが、誰かのお役に立てていると感じることができて、「嬉しい」という言葉では表現しきれない喜びを感じます。

 

そんな私にも、逆に、励みにさせていただいているブログがあります。
その中の1つが、尊敬申し上げている小倉恒子先生のブログです。
  「Will-乳がんとたたかう女医・小倉恒子の日記

 

1987年(今から22年前)に乳癌を患い、その後再発・再々発されて、治療をなさりながらも、ずっと耳鼻咽喉科の医師としてお仕事を続けられている先生です。
医師のお仕事以外にも、乳がん患者の電話相談や講演などのボランティア活動も精力的に行っておられます。

 

昨年までは、ご趣味のダンスも続けてこられていて、病気と共存しながら、治療と仕事を両立されている素敵な方です。

 

残念ながら、直接お目にかかったことはないので、お声を聞いたことはないのですが、でもなんとなく、そのお声や話し方までイメージできてしまいそうなぐらい、ご自身のブログに、その時々のお気持ちや出来事などを綴られており、

私は、自分が二度目の癌にかかったとき以来、ずっと、小倉先生のブログを拝見し、病気から逃げないこと、やりたいことは実行すること、勇気などいろんなものを頂戴して、自分の気持ちを奮い立たせてきました。

 
 

その小倉恒子先生が、常々、世の中に訴えておられた問題が
『ドラッグ・ラグ』の問題です。

 

わたしは医療の専門家ではないので、詳しいことを正確に書くことはできないのですが、

ドラッグ・ラグとは・・・
海外では使えている新薬が、日本では、使用の承認に時間かかっていて使えないでいること。

  Drug= 薬
  Lag= 遅れ、時間のずれ

 

ドラッグ・ラグというカタカナ言葉に聞きなじみがなく、分かりにくいかもしれませんが、
米国やヨーロッパだけでなく、お隣の韓国でさえも保険適用で使える薬が、日本では使えないという例がたくさんあるのだそうです。

 

自分や家族が癌にかかったり、がんが再発した場合のことを想像してみてください。

 

がんと向き合い積極的な治療をしていく意欲があり、
この世の中に試せる薬があると分かっているのに、
日本の組織や政策上の問題で、その薬が使えないという状況を、どう思われますか?

 

私たち一人一人の力は小さいけれど、
まずは、こういう問題があると知って意識することをしてみませんか。

 

ドラッグ・ラグ問題について書かれている記事がいくつかありました。
ぜひ、一度、ご覧になってください。

●ウィキペディア 「ドラッグ・ラグ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%B0

 

●日本テレビ 「ACTION 日本を動かすプロジェクト| テーマ8 ドラッグ・ラグ」
http://www1.ntv.co.jp/action/theme/08/

 

●第2日本テレビ 「ドラッグ・ラグ 卵巣がん と ワクチンギャップ」
http://www.dai2ntv.jp/news/druglag/

 

●JanJan 「新薬使えず命を見捨てるドラッグ・ラグ」
http://www.news.janjan.jp/living/0903/0903189624/1.php

 

●日経ビジネスオンライン 「世界の良薬、日本に届かず」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070315/121116/
(日経の記事を読むのには会員登録が必要な場合があります)

 

●日経メディカルオンライン 「ドラッグラグは本当になくなるのか?」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/opinion/mric/200908/512050.html
(日経の記事を読むのには会員登録が必要な場合があります)

 
 

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話は変わって、わたしの近況。

とっても元気に、遊びに仕事に、楽しくがんばれています。
ありがたいことです。

特に今月に入ってからは、
これから始めるネット通販事業の準備をがんばっていて、
抗がん剤治療で脱毛したときに室内でかぶるキャップを
オリジナルで作るチャレンジをしています。

楽しくワークできているのですが、
身体は正直で、ちょっと頑張りすぎると疲れますね。

身体が疲れたときは、私はすっごくお肉が食べたくなるので、
そういうときには、豚肉の生姜焼き。

20090916_buta

豚肉の生姜焼きに カラフル野菜を添えて。
玄米ごはんに唐辛子のふりかけをかけて。
エネルギーチャージ

 

 


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知ることのススメ 「患者さんのための乳がん診療ガイドライン(2009年版)」

術後2周年の検査も無事に終わり、
身体の調子も(軽い手足の痺れ、軽い関節痛をのぞき)とっても良く、
仕事にも遊びにも、快調な毎日をおくれていますが、

ただひとつ、まだ解決していかなかったことがありました。

それは、「ホルモン療法の内容をどうするか?」

6月にも、そのことを日記(ホルモン治療方法を自分で決めるには・・・まず知ること)に書いたのですが、それでもまだ踏ん切りがつかず、グズグズとしていました。

 

が、ようやく1冊の書籍のおかげで、
自分で判断して決める決心がつきました。

それは、日本乳癌学会が編集した
患者さんのための乳がん診療ガイドライン〈2009年版〉

 

まさこさんがコメントを寄せてくださったことがキッカケで
買い求め読んでみたのですが、 全部きっちり読んでみたら
今まで疑問に感じていたことや、なるほど~なことが
たくさん載っていて、とても参考になりました。

 

そのおかげで、ホルモン療法の効果の程度が分かりました。

 

わたしが一番悩んでいたのは、

 

ほぼ間違いなく発生するであろう副作用によって
日々の生活の質(QOL)が著しく低下することを受け容れてまで

薬で無理矢理に生理を止めないといけないか? だったのですが、

この本のおかげで、いろいろと考えた結果、
ホルモン療法は、現状のフェアストンを飲むだけの治療にとどめることに決めました。

今の生活の質を落とすことをするまでの必要はないと判断しました。

再発・転移はするかもしれないけど、
そのリスクは、いま健康な人が病気にかかるリスクと大して変わらないでしょうし、
わたしは、手術・抗がん剤治療・放射線治療と フルコースの治療をちゃんとやったし、今だって抗エストロゲン薬を飲んでいるのだから、これでもう充分でしょう。

これからの毎日を楽しく、心豊かに過ごすためには、
もうこれ以上の治療はしない!
検査も1年に1回で十分だ!

と、決~めた。(^o^)/

ご自身が乳癌の方や、ご家族に乳癌患者がいらっしゃる方には
↓この書籍、おすすめします。

 

大豆食品やイソフラボンと乳がん予防の関係とか、
肥満と乳癌の関係など、日頃ちょっと気になっていることなども分かりやすく書いてあるし、

手術・抗がん剤治療・放射線治療・再発・転移など専門的なことも、できるだけ分かりやすい言葉で書こうと努力してくださっているのが分かる書籍だと思います。

 

 

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話しは変わって・・・料理の話し。

手間や時間のかかる料理が毎日できるわけじゃなく、
忙しくてササッと準備しないといけないときもあります。
おかずの品数が用意できないこともあります。

そんなとき、気をつけているのは、
『色を食べる』ことと
『1日1回、少しでいいからフルーツを食べる』こと。

20090907_irowotaberu

緑、黄、赤の野菜たち
野菜炒めに、ちょっとだけベーコンを

ベーコンは、トンデンファームの石狩川ベーコンが好き。
スーパーで売ってるペラペラの紙のように薄くて味のないベーコンとは大違い。
これだと、厚みも味もしっかり美味しいので、1回に食べる量が少なくて済み
結局はカロリー的にもGOODで、経済的です。

フルーツは桃を半分
玄米に黒米を少し混ぜて炊いたご飯
この日の味噌汁は八丁味噌