術前検査:骨シンチグラフィ・アイソトープ検査

眠れなくても、1日1日は終わり、検査はやってきます。
17日は、癌の骨への転移を調べる骨シンチグラフィ・アイソトープ検査。

こんな名前の検査、初めて聞きました。
「最初に検査薬を注射して、しばらくの間、骨に浸透するのを待ち、レントゲンみたいなものを撮るだけだから痛くないですよ。」というようなことを医師は教えてくれたし、簡単な説明書ももらいましたし、どうということはないよとノンは言うし、しおちゃんも「待ち時間はあるけど、痛みや辛さはない」と教えてくれたけど、朝から気分も雨です。
  
 
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だって、骨に液体が浸透するって、どういうことですかーーーー?!(>_<)

説明書には「検査薬を投与すると、体内で血中から骨に集積していきます」と書いてありますが、意味がぜっんぜん分かりません。
骨がギシギシと音をたてたりしませんか?

検査予約票には、9:45投与、午後検査と書いてありますけど、この間の数時間はどう過ごすのですかーー?
3時間程度待つと書いてありますが、ベッドにじっと寝ているのですか?

いい年なのは言われなくても分かっているし、オトナでいたいけど、様子がイメージできない検査はドキドキします。ストレスです。

 
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アイソトープ検査が放射線関係だということを、この案内プレートを見て初めて知りました。
建物が別棟みたいです。
北海道の施設のように、入口扉が二重になっています。
 

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靴をスリッパに履き替えます。スリッパ箱が立派で物々しいです。
 
 
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あーー、そうか!
これを書いている今、今、気がつきました。
スリッパが微量の放射線を浴びるから、スリッパを消毒するんだ。
頭の回転、遅いなー。>自分
 
 
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9:45
服はそのままで、検査薬(アイソトープ)を注射しました。
ふつうの注射で、チクッとするだけです。
 

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ナース 「12時50分までに、またここに来てスリッパに履き替えて待っていてくださいね。」

わたし 「あのー、3時間ほどあるんですが、どこで、どう過ごせばいいのでしょうか?」

ナース 「自由になさって結構ですよ。」

わたし 「自由って、病院内にいないといけないのですよね?」

ナース 「いえ、外に出てお時間つぶされても大丈夫ですよ。お昼ご飯を召し上がっても結構ですよ。なかには、デパートで買い物していらっしゃる方もいますよ。(^^)」

わたし 「えー?!何しててもいいんですかー!」

ナース 「はい、大丈夫ですよ。(^^)」
 
 
 
 
そういうこと、早く、教えておいてよーーーー!!!!!!! (>_<)

医師も看護師も検査技師も、患者が何を知りたいのか、何が分からないと不安になるのか、わかってないんじゃないの!
 
 
この会話の内容を先に知っていれば、ワタシは随分軽い気持ちでこの検査にのぞめたはず。
3時間の過ごし方も建設的に計画してきたはずなのに。
 
>慶應義塾大学病院様
患者に事前に渡す説明書を、少しずつで良いので書き直しましょうよ。
患者の不安が少しでも軽くなるように、患者の疑問が解決するように、わたし書いてあげましょか。(^^)
紙1枚でも随分違うはずです。
 
 
 
13:00
検査着に着替え、検査室に入る直前にトイレに行くように指示されました。膀胱に検査薬がたまっているから・・・とか何とか。

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放射線マークのついている奥の部屋で検査します。

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検査室の中には、このようなCT-SCANっぽい機械があり、ベッド部分に仰向けに寝ます。
上半身と腕をセットにして、ゆるめにベルトで束ねられます。ベッドから落ちないようにするのと、動かないようにするためでしょう。
 
 
CT-SCANなどと違うところは、CT-SCANやMRIはベッド部分が動きますが、こちらは円形の筒ような部分が動きます。筒のようなものが動くと同時に、1メートル四方ぐらいの白く四角い板(画板みたい)も動きます。
 
 
寝ている自分から見ると、白く四角い板が頭の上を上下左右に動くのが見えます。技師は「絶対に頭や顔にぶつかったり、触れることはありませんから安心してくださいね。目の前に迫ってくることもありますので、目をつむっていたほうがいいですよ。」と優しく声をかけてくれます。
 

こう言われると、まばたきをするのも勿体ないぐらい、ずーっと見ていたくなるタチです。
どれぐらい迫ってくるか見ていました。

かなり迫ってきます。
あーー!鼻にくっつくー!と思ったときもありましたが、すれすれでピタッと止まります。
1回だけ舌を出して距離を測ってみたのですが、舌は四角い板には届きませんでした。迫っているように見えて、5センチぐらいは余裕があったのでしょう。
 
 

あとで知ったことですが、慶應義塾大学病院の中央放射線技術室のホームページには、アイソトープ検査のことが詳しく載っていました。
http://www.hosp.keio.ac.jp/kensa/hoshasen/r0.htm
ただ残念なことに、この頁の目次に「RI検査室」とあったので、今の今まで気がつくことができませんでした。
RI検査室が何かなんて素人には分からんわい!
 
 
 
【今日の診療費】
15,190円

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