乳がんのホルモン治療中に生理が復活したら・・・憂鬱

手術、抗がん剤治療、放射線治療が終わった2008年6月からは、ホルモン治療をしています。

抗エストロゲン剤のフェアストン40mgを、1日1錠、5年間飲み続けることになっています。

 

 

乳がんのホルモン治療というのは、

乳がんが、女性ホルモンのエストロゲンの影響を受けて成長する性質があるので(そうじゃないタイプの乳がんもあります)、乳がん細胞にあるエストロゲン受容体をブロックすることで、がん細胞の増殖をおさえるという治療です。

すべての人に効くわけではありませんが、私はエストロゲン受容体が強陽性なので、良い効果が出る可能性が高いと考えることができ、この治療で乳がんの再発・転移を予防しています。

20090429_feastone

 

ところが、

困ったというか、、、憂鬱なことがありまして、

それは、、
抗がん剤治療中に止まった生理が、思いがけず復活してしまったからです。

 

生理がおきるということは、女性ホルモンが増えるということで、

女性ホルモンのエストロゲンをブロックする薬を飲んでいるのに、

ブロックしたい敵が増えちゃうということになります。

 

生理を注射で止めてしまうこともできますが、
そうすると、以前ひどい目にあった関節痛がまたおきたり、
集中力がなくなったり、気持ちが落ち込んだり、
いわゆる更年期障害の症状が出る可能性が高いので
イヤなんだぁぁぁ。

 

年齢が年齢なので、

もうすぐ閉経してくれるはずなので、
自然に閉経してくれるのを待ちたいのだけど、
どうしようかなぁぁぁ。

考えるのも憂鬱。

 

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昨日は久しぶりに快晴。

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うちのベランダから新宿の高層ビル群がよく見えます。

左のツインタワーは、都庁

右の3連三角屋根のビルは、新宿パークタワー

 

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雨あがりの快晴だと、ベランダの花もひときわ元気です。

 

ホルモン治療はじめ

おととい、6/12からホルモン治療をはじめました。

 
「抗がん剤治療」と「放射線治療」ぐらいは、乳癌になる前から聞いたことあったし、医師からの説明でも充分に理解できましたが、「ホルモン療法」なんて言葉、癌になるまで知らなかったし、今でも詳しいことは難しくて分からないことが多いです。

 
専門書を読んだり、ネットで調べたりして、何とか理解した概要は・・・

乳癌細胞にはタイプがあって、女性ホルモン(エストロゲン)というのを好んで成長するタイプがあるそうな。
わたしの乳癌細胞は、病理検査の結果、女性ホルモン(エストロゲン)が大好物であることが分かったので、薬を使って止めてしまおう、ということらしいです。

 
驚いたのが、薬を服用する期間の長いこと。
5年間も毎日くすりを飲み続けるんだそうです。
最初「5年間」と聞いたときは、聞き間違いかと思って、医師に何度も聞きなおしてしまいましたよ。

 
服用する薬は、抗エストロゲン剤で、トレミフエン(商品名:フェアストン)。

抗エストロゲン剤には、他にタモキシフエン(商品名:ノルバテックス)というのがあって、こっちのほうが使用例が多いようのだが、子宮系の副作用リスクがあるらしく、

過去に子宮頚癌をやっていて、子宮筋腫がある私の場合、子宮系の副作用リスクが少しでも少ないほうが良いとの判断で、トレミフエン(フェアストン)を服用することになりました。

 
ホルモン治療の副作用が緩やかでありますように、毎日祈りながら薬のんでます。

関節痛は一向に良くならず、もうこれは慣れるしかないと思って、今、一生懸命に慣れる努力をしているところなので、これに追い討ちをかけるような副作用は勘弁して欲しい。

 
(参考:ホルモン療法)
がん患者SS TODAY 治療: ホルモン療法  

 
 

【ホルモン療法の診療費】
6月 11日 ¥7,140 (採血、乳腺Dr診察、ホルモン治療薬1ヶ月分)

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暑い日は、特にオイシイ冷し中華

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玉子焼き、キュウリ、トマト、ハム
いたってフツウの冷し中華だけど、

長坂家では、麺についている中華味のタレに加えて
ウスターソースをじゃぶじゃぶかけて食べる習慣があったもので、
今でも私は冷し中華にはソースです。(^^)