抗がん剤副作用:末梢神経障害による手足のしびれ

抗がん剤・タキソール療法(パクリタキセル)で辛い副作用が、末梢神経障害による手足の痺れ。

事前に「手足の痺れが出るかも」とは聞いていたけど、どのようになるのか想像がつかなかったし、「痺れなんて、痛みや発熱に比べれば、どうってことないんじゃないか」と軽く考えていたのが大間違いでした。

 
抗がん剤投与の3日目ぐらいから感じはじめ、1週間目ぐらいがビリビリのピークで、2週目からは少しだけ軽くなりますが治まるわけではなく、3週目からやっと軽くなり少し慣れてきました。

痛みを伴うほどの痺れではないけれど、24時間、手足の先が常にビリビリしている状況というのはイライラがつのり、手足の先をもぎ取りたくなるほどで、精神的にまいります。

 
 (参考)日経BP社 がんナビ:「抗がん剤の副作用で足がしびれる」
  http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/story/qa02_1212.html

 
 
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ピークのときには、ふくらはぎから足のつま先までがビリビリします。

足が常に電気風呂につかっているような感じです。
長く正座していて感覚が麻痺する直前の感じにも似ています。

最初の1週間は、睡眠もまとまって取りにくく、2時間おきに起きるぐらい強い痺れでした。
歩くのにも違和感があり、階段の昇り降りは手すりにつかまらないと不安なほどでした。

入浴時に温水と冷水に交互につけたり、クリームつけてマッサージしたりすると、その時は痺れが少し治まるのですが、数分後にはまた元にもどります。

2週目からは足首から先だけになり、少し軽くなり、3週目からはやっと慣れてきました。

 
 
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手の痺れは指先で、ピークのときにはキーボードを打つのも、携帯のキーを打つのも、ビリビリが増長するので避けていました。

手を開いたり閉じたり、タオルを指先でもんだりして、常に動かしているほうが楽なようです。

 
 
抗がん剤投与から2週間が過ぎた頃から、やっと軽くなり、こうやってキーボードを打つのも自由になりましたが、それも束の間。

しあさってには、6回目の抗がん剤投与をするので、また痺れがきてしまいます。
トホホのホ。

ブラックホールに落ち込まないように、痺れや他の副作用を上手くやり過ごせるように対策します。

 
 
 
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ある日の昼寝
なぜか室内用キャップを外し、毛布にくるまって寝ていたようです。

ビリビリするだの、イライラするだの、ブーブー言ってますが、
こんなふうに昼寝ができるのですから、まだまだ大丈夫です。
ガンバレ > 自分

そうそう、
脱毛が頭髪だけでなく、眉毛も薄くなっているの分かるかしらん。(^^)

「抗がん剤副作用:末梢神経障害による手足のしびれ」への2件のフィードバック

  1. 私も腹膜癌で腹水胸水が溜まり病気に行き手術をしステージ3、5と診断され抗がん剤治療をし、分子標的薬の治療を終え嬉しかったのもつかの間再発診断は腹膜播種リンパ節播種と言われ手術せず抗がん剤治療をしています。でも前向きに治療します。実家の親が寝たきりになり、遠方の為見舞いも行けません、兄に頼りきりで申し訳ないですが頑張りますお互いに頑張りましょう応援しています

    1. ●久保さま
      こんにちは、長坂です。コメントをありがとうございました。

      腹膜癌というのは希少がんなのですね。
      治療が難しいと思いますが、がんばりましょう!私も今年はずっと分子標的治療が続きます。がんばります!ありがとうございます。

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