手術内容 (1)右胸

手術直後、まだ少し朦朧とした中で聞かされていた手術内容を、
再度、医師に確かめたので書いておこう。
 
 
【右胸】
右胸の癌は、やはり当初の予定より、少し下に広がっていたらしく、
直径6センチ四方ほどを切り取ったそうですが、
乳首と乳輪は残した乳房部分切除(乳房温存)で済みました。
 
  
手術中の病理結果次第では、
乳房全摘を覚悟しておくようにかなり強めに言われたし

左おっぱいも危うく取ることになるかもしれないところを
助かったのだから、
まだワタシには運が残っているということですね。
  

『でもなあ、
 たみちゃんの大きいおっぱいなら
 6センチ四方なんて4分の1にも満たないだろうけど
 ワタシの小さいおっぱいでは、ほぼ全摘みたいなもんじゃん。(泣)』
 
 
と、傷口を見るまではボヤイていたのだけど、
 

数日後、傷跡を正面から見てみたら
 
 
半分ぐらいは残ってました。(^^)
脇側の半分だけ、ペチャンとなくなって、
谷側の半分は、ほぼそのまま残っているので
胸のあいた洋服はもちろん、下着も水着も問題なく着れそうです!
 
 
慶應義塾大学病院・乳腺外科、A医師、ありがとう!
あっちこっちの脂肪を寄せて使って、出来るだけ整形してくださったそうですね。
(どうせなら、お腹の脂肪をふんだんに使って欲しかったけど)
 
 
医師やナースが、
「傷口きれい」と言ってくれていた理由も分かりました。
 
 
 
「傷口きれい」とか「キレイに手術してある』
って言ってくれるのは、よかれと思って、
励ましてくれていることは、よーく分かっているけど、
 
 
だけど、

「乳がんの傷口としては綺麗」なだけであって、
傷自体はキレイなものでは決してないし、
「最善の傷」ではあっても、「キレイな傷」なんかじゃない!

10センチ近い傷が2本もあるんだし、
胸がボコッと凹んでいるのも事実だし、 
こんな傷、ないほうが絶対にいいのだから

ワタシは喜べない。
受け入れてはいるけど。

23日(木)退院の予定です!

20日(月)に右脇の管(ドレーン)が取れ
経過良好ということで、23日(木)に退院の予定となりました!
 
 
医師もナースもみな、
「順調!快調!傷口も良好!」と言ってくれます。
 
 
脳年齢は定かじゃありませんが、
身体年齢は、まだまだイケルのではないか!?(^^)
 
 
20070820_sapo
 

退院プレ祝いに、トコちゃんと、永遠の20歳代・オオイケちゃんと
見晴らし最高の「オアシス」へ。
仕事を途中で抜け出してくれて、ありがとうね!
 
 
と、ここで、当然なことだけど、
入院後、特に手術後に、ほとんど歩いていないことに気づきました。
100メートル連続して歩いていないと思う。
退院後に備えて、明日は、病院内を散歩などしておこうかな。
 
 

今日の昼間には、手術後はじめてシャワーを浴びることができました。
傷口には触れませんが、お風呂はなんと気持ち良いものかと。

入院中の覚醒障害と太ももザワザワ虫

慶應義塾大学病院 P先生へ

入院翌日の12日(日)に
精神科のF医師に診察していただき、
夕食後にメイラックス(1MG)を飲むようになり
午後9時の消灯時に睡眠薬レンドルミンDを飲むようにしていました。
 

手術当日と術後1日目は、傷の痛みと微熱で
眠ることに専念していますので除外するとして、

手術後2日目以降は、
身体の順調な回復ぶりに、覚醒障害は置いていかれた感じです。

連続睡眠は最長で3〜4時間。
以前との違いは、覚醒したあとにもう一度、2時間ほど
うつらうつら数回にわたって眠れることです。
 
 
 
術後4日目の土曜日からは、
気にしないようにしてきたのに、とうとう太ももザワザワ虫が
復活してしまいました。
 
 
宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」ってご存知ですか?
あの中で石炭を運ぶ小さい真っ黒な虫がいますよね。
トトロでは、真っ黒クロスケです。

あの真っ黒クロスケが、太ももの中でまた石炭を運びはじめました。

石炭の量が多く猛スピードで運んでいるときもあれば、
ごくごく少なく意識しないと感じないようなときもあります。
 
ザワザワの対処はだいぶ慣れたので
音楽聞いたり、気の晴れることをしたりしています。
 
 
ただ、夕食時にメイラックスを飲んでいるおかげでしょうか、
傷の治療や身体の回復に注力したり、
今は右腕のリハビリが、目先の課題としてあるので

手術前のような
ジェットコースターから落ちる感じが、身体を占領するようなことはなく、
気持ちは以前より落ち着いていると思います。
 
 
  
9月中旬までには決まる予定の、手術後の治療内容が心配だし不安ですが、
それまでは、その心配と不安を意識しない静養生活をどう送るかですね。

 
>P先生
一番いやだって言っていたリンパ節、ぜんぶ取られちゃいました。(泣)