摘出した卵巣・子宮の病理結果わかる。膣縫合部分の感染は腸球菌。まだ皮膚感染あり、もう少し抗生物質服用つづく。

先週、退院後はじめての婦人科外来、診察に行ってきました。

 

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摘出した卵巣・子宮の病理結果がわかりました

右卵巣 :

今回の手術の大元原因。約6センチ。

当初診断どおり、子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢腫)。

 

左卵巣 :

病理の結果、驚き!なんと、左卵巣にも子宮内膜症性嚢胞がありました。

まだ腫れたりはしていなかったのですが、嚢腫は左にもできていたようです。

 

子宮 :

こちらも驚き。

子宮平滑筋腫(しきゅうへいかつきんしゅ)と内膜ポリープがありました。

2年前に、子宮筋腫核出手術をしましたが、筋腫の再発がはじまっていたようです。

 

ということで、

子宮内膜症性嚢胞で腫れていた右卵巣だけじゃなくて、

子宮と左卵巣も一緒にトルという選択をしておいて、ほんとうに良かったわけです。

 

分かってしまえば、ナルホド、なんですが・・・

 

長いこと子宮筋腫を抱えていて10センチまで肥大していて、

それを2年前に摘出した経験があり、

今回は右卵巣が子宮内膜症性嚢胞になって6センチに腫れているのだから、

左の卵巣の何か病んでいても全然不思議じゃないわけで、

ほんとうに、ホントに、全部摘出することに決めてヨカッタです。

 

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【入院が長引いた原因、炎症反応、菌感染の詳細もわかりました】

 

◆手術後4日目のCRP値は14.25だった。

手術後4日目になっても熱が下がらず、痛みがあって血液検査をしたところ、

『炎症反応がある。数値が高い。

何かに感染している可能性があるのでさらに検査をしましょう』

医師に言われましたが、炎症反応って何でしょう?

 

炎症反応とは、体の中で炎症が起きていることを示すサインで、

体が異物などを一生懸命にやっつけようとしている証拠らしいです。

手術後ですから当然CRP値が高くてもおかしくはないのですが、

通常、手術後2日以内でピークを越して下がっていくものが、

4日目になっても相変わらず高い値だったので、オカシイということになり、

抗生物質の点滴を続けて、菌感染の検査をすることになったのでした。

そのときのCRP値は、14.25だったそうです。

 

◆膣縫合部の感染は、腸球菌だった。

おりもの検査の結果、膣縫合部が腸球菌に感染していたことがわかりました。

腸球菌感染は、いまはもう完全によくなっているので大丈夫です。

 

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【おへその周囲が痛いのは、皮膚感染っぽい】

入院中も、退院直後もなんともなかったおへその周り。

退院して2週目から、おへその周囲が痛みはじめ

毎日徐々に痛みが強くなっていて、先々週末は寝返りがうてないぐらい痛かった。

 

血液検査の結果、少し炎症反応がありました。

CRP値が0.45

20120922_crp1

血液を検査すると、体の中の様子が数値でわかるって、あらためて凄いことですね。

 

腹腔鏡を入れた穴の傷痕周辺の皮膚に

軽い炎症、皮膚感染があるのだろうということで、抗生物質を処方されました。

20120922_crp2

シプロキサン

1週間飲んで、よくなっていけば、やっとお風呂に入れます。

 

だいぶ涼しくなってきたので、シャワーだけだと寒い。

そろそろ、暖かいお風呂にゆっくりつかりたいです。(^^;)

 

今日は手術してからちょうど1ヶ月目。

思っていたより、回復に時間かかっちゃったけど、

もう少し!もう少し!

元気になって体力回復したら、やりたいこと一杯あります。

 

 

あさっては、延期になっていた乳がん5周年のフル検査があります。

朝から、検査づけで疲れますが、体力つける練習と思ってガンバリマ~ス。(*^_^*)

 

 


 

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腹腔鏡下手術で卵巣・子宮全摘、手術後の回復と痛みの経過

退院してから2週間が過ぎました。

腹腔鏡手術なので、開腹手術よりは術後の回復は早いはずです。

が、自分で考えていたよりは、回復に時間がかかっているので、

術後の痛みと回復の経過をメモっておきます。

 

退院して2週間もすれば、痛みからは解放され、

ルンルンになって、運動も復活できるかなと期待していたのですが、

いや、それがなかなか・・・

あっちが良くなると、こっちが痛くなったりして。。。(;_;)

 

【退院後、1週目にツラカッタこと】

◆歩くとお腹の中がグラングランして気持ち悪かった。

きっと、お腹の中から卵巣と子宮がスポッとなくなってしまったので、お腹の中が落ち着かなかったのだと思います。

   ⇒ 退院後、2週目には落ち着いた。

 

◆右卵巣と腸の癒着があった部分が痛くて、ゆっくりでしか歩けなかった。

   ⇒ 退院後、2週目にはふつうのスピードで歩けるようになった。

 

◆肩、背中がガチガチに固まっていて、自分の体じゃないみたいに動かなかった。

  ⇒ 退院後、2週目に軽くマッサージしてもらってやっとほぐれた。

 

◆腸が動くと超痛い!(^^;) 

腸の癒着剥離をすると、腸には細かな傷がついてしまうそうで、傷が治って落ち着くまでは月単位で痛みが続くのだそうです。蠕動運動をしている数十秒はウーーーっと痛い。腸の運動が治まると痛みも治まります。

   ⇒ 退院後、3週目に入ってもまだ痛い。

 

 

【退院後、2週目にツラカッタこと】

◆膣の縫合部分が当たると痛くて、長い時間、同じ姿勢で座っていられなかった。

   ⇒ 1週間ぐらいで治まった。

 

◆膣の縫合部分から少量の薄いピンク色の出血がみられた。

  ⇒ 1週間ぐらいでだいぶ治まってきた。

 

◆おへその周囲が強く痛むようになった。

   ⇒ 痛みはまだ治まらない。

 

 

【退院後、3週目の現在でもまだツライこと】

◆腸が動くと超痛い。(^^;)

腸閉塞にならないように、便秘しないように、毎食後、便通をよくする薬を飲んで、便を柔らかい状態でスムーズに出すようにしています。

 ↓便通をよくする薬 マグラックス

20120919_mag

 

 

 ◆おへその周りが超痛い!

退院後2週目からおへその上下左右が痛くなってきました。

入院中も退院後も、こんなところ痛くなかったのに、あとから痛くなるなんてイヤだなぁ。

最初は大したことない痛みだったのが、段々強くなってきて、

先週末からは、寝返りをうつのも痛くなってきました。(;_;)

 

腹腔鏡を入れた穴の傷が治っている過程の痛みだと思うのですけど、

痛みが日を追うごとに強くなっている感じが気持ち悪いです。

治る過程は、こんなもんなんでしょうか?(;_;)

 

 

今日はこれから退院後初の婦人科外来に行ってきます。

問題なければ、今日からやっとお風呂に入れるはず。

ノープロブレムでありますように!(祈)

 


 

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手術後、血糖値が上がり血糖値コントロール(経口血糖降下薬)が必要になりました。(^^;)糖尿病、血糖値の高い人は手術要注意!

今回の卵巣嚢腫の手術・入院では、いろ~~んな予想外の出来事がありましたが、

「血糖値」もそのひとつでした。

 

入院前に、内科の医師から

『ヘモグロビンA1cが7を超えたら手術してもらえませんよ~』

って言われましたが、それは、

私を本気にさせるハッパ(脅し?)かと思っていましたが、さにあらず。

 

 

入院したら、内科の若い医師が病室に来て、

『 血糖値が高いと術後によくないので、明日から毎食前と就寝前に血糖値を計ります。

 血糖値が高いようだったら、血糖値コントロールをしないといけません。

 血糖値が高いまま手術には入れないので、

 血糖値が250を超えたら、インスリンを押さえる薬を服用してもらいます。

 手術後も血糖値が高いようだと、術後の回復に差し支えるので、

 退院まで血糖値検査はし続けます。』

って、言うじゃありませんか。

 

えーー!?!?

血糖値って、そんなに重要なんですかーー!( ・_・;)

そこまでの認識・覚悟はありませんでした。すいません。

 

 

婦人科で入院したのに、

私自身がリクエストしたわけじゃないのに、

婦人科病棟に内科の医師が来てくれるなんて、

科を越えた横断的な診察が受けられるなんて、

さすがは大学病院。素晴しい! (あたりまえのことですか?)

ありがたいことだけど驚きました。

先生の言葉は脅しではなかったのですね。

 

 

入院翌日から、毎食前と就寝前に血糖値測定がはじまりました。

指先を針でチクッとさして、血を少しだして、

血糖値測定器で測ります。

 

毎食前の血糖値測定で250を越えなかったら、

看護師さんが、「食事OK」の三角コーンをテーブルに置いていきます。

20120912_cone

食事配膳のおねえさんは、

この「食事OK」の三角コーンがないと食事をくれません。(^^;)

 

たまに、血糖値を計った看護師さんが、三角コーンを置き忘れることがあります。

そんなときは、

『血糖値は大丈夫でしたよ。ほんと。250越えてないです。』って、私がいくら言っても、

食事配膳のおねえさんは、ニコニコするだけで、絶対に食事を置いていってくれません。(^^;)

 

「確認してきます」って言って、ナースステーションに行き、

担当看護師から直接確認できるまで、食事を持ってきてくれません。

徹底してます。

オアズケをくらった犬のように、(^^;)

しばらく、マテ!です。

スバラシイ徹底ぶりでした。(^_^)

それぐらい、手術時・手術後は血糖値コントロールが大切ってことで、身に染みました。

 

内科に通院して検査していたときは、

朝、何も食べずに採血するので、空腹時血糖値しか知りませんでした。

が、毎日、毎食前に計ってみたら・・・・

血糖値が乱高下しているのが分かりました。

 

【入院翌日からの血糖値】

年月日 朝食前 昼食前 夕食前 就寝前  
2012/8/23(木) 253   180 90 入院翌日、注腸食、夜21時から絶食
8/24(金)   108     手術日、絶食
8/25(土)     152 163 手術1日後、朝食なし、昼食なし、夕食から五分粥
8/26(日) 129 172 113 182 手術2日後、全粥
8/27(月) 116 202 136 179 手術3日後、普通食
8/28(火) 132 216 168 183 手術4日後
8/29(水) 130 231 135 225 手術5日後
8/30(木) 131 178 106 243 手術6日後
8/31(金) 133 166 114 235 手術7日後
9/1(土) 124 161 126 123 手術8日後
9/2(日) 144       手術9日後、退院

 

入院翌日の朝、いきなり250超えしました。

理由は分かりません。病院食しか食べてないし、水かお茶しか飲んでません。

きっと、入院によるストレスでしょう。

血糖値って、ストレスでも上がるそうです。

 

血糖値の標準値は、

空腹時血糖値が、80~110mg/dlが良いらしく、悪くても100~130以内だそうです。

食後2時間血糖値は、140未満。

つまり、140を超えるのはダメよ、と。

ましてや、200を超えちゃうのはダメダメよ、とのこと。

 

私の血糖値、

150超えは黒の太字、200超えは赤の太字にしてみましたが、

昼食前と就寝前がダメダメですね。

 

 

 

【手術するとき、血糖値が高いとなぜいけないのか?】

血糖値が高いとなぜいけないのか?を聞いてみました。

・高血糖が続くと体の抵抗力、免疫機能が低下する。

・傷の回復が遅くなり、細菌に感染しやすくなったり、化膿しやすくなる。

 

今回、術後に炎症反応があったり、菌に感染したりして、退院に時間がかかった理由、そのものズバリでした。

卵巣と腸の癒着があったことが大きな原因ではありますが、

糖尿病、高血糖で抵抗力・免疫力が低下していたことが、

回復を遅らせたことの原因のひとつでもあったでしょう。すいません。(>_<)

 

国立がん研究センターのがん情報サービスサイトにも、

「手術療法を受ける方へ」のページに書いてありました。

がんの手術だけじゃなく、どんな手術にも共通して、糖尿病は要注意なのでした。

 

 

【食後の高血糖を押さえる薬を服用することに】

200を越えてしまうようなダメダメな高い血糖値は、

入院前からそうだったかというと、そうとは限らず、

手術によって乱高下してしまっているとも考えられるそうです。

 

が、このまま高血糖が続くとよくないので、

しばらく、食後の高血糖を押さえる薬を服用することになりました。

インスリンの分泌を高める薬だそうです。グルファスト。

 

 

20120912_glu_kusuri

 

食事をする直前に飲みます。

直前って、ほんとうに直前で、

グルファストを飲んだら、5分以内に食事をはじめないと

速効性があるので低血糖になってしまうのだそうです。

 

(参考)

経口血糖降下薬(wikipediaサイト。グルファストが、速効型インスリン分泌促進薬であること、作用の仕方が分かりやすく詳しいです。)

グルファストの説明(「病院でもらった薬の値段」サイトのグルファストページ。とても分かりやすいです。)

 

 

とうとう、糖尿病の薬を飲むことになってしまい、ショックです。 

乳がんの抗がん剤治療中に、デカドロンのせいで血糖値が急上昇して、

それ以来、血糖値が下がらずに糖尿病になってしまったわけで、

抗がん剤の副作用を抑える薬で糖尿病になってしまうなんて、

なんか、とばっちりくったみたいで、納得いかない。(;_;)

 

糖尿病の薬なんて飲みたくない。イヤだ-!

と、元看護師の親友に愚痴って、ぼやいたら、

 

『 200越えの血糖値が続くようだと、

 インスリンを出そう出そうと膵臓が頑張りすぎてしまって疲れてしまうよ。

 疲れてしまって膵臓がダメになったら困るから、薬で少し助けてあげるだけだよ。

 200越えの血糖値って、正常な人の2倍の糖が血管を流れているということ。

 そんなドロドロの血液が全身を流れていたらマズイでしょ。 

 血糖値が落ち着いたら、飲まなくてもよくなるから大丈夫だよ。』

 

と、分かりやすく子どもをなだめるように諭してくれました。

のんちゃん、どうも、ありがとう!

 

 

デブは万病のもと!

体重を10キロ減量できるまで、今度こそ、ガンバリマス!!(*^_^*)

 


 

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