昨年秋から抱えている右卵巣内膜症性嚢胞(チョコレート嚢腫)。
経過観察してても卵巣の腫れも痛みも引かないので、手術で右卵巣を取ることにきめました。
婦人科主治医から手術方法として、以下3つの選択肢があることを教わりました。
(1)腫れている右卵巣だけを摘出する。
(2)右卵巣に加えて、子宮も摘出する。
(3)右卵巣に加えて、子宮と左卵巣も摘出する。
『子宮内膜症って、子宮にできるんじゃないのぉ?』と
思っていたぐらい無知だったので、
まずは子宮内膜症が何かを知らないと、選択も何もできません。
子宮内膜症とは?
子宮内膜症の治療方法は?
ここまでは昨年勉強済みです。
今回あらたに勉強したことは、
手術して摘出する場合にはどんな方法があるのか?
それぞれのリスクは?
納得した治療・手術をしたかったので、
分かりやすそうな子宮内膜症の本を探してみました。
●1冊目
日本子宮内膜症協会 いぬい益美 著
『あなたを守る 子宮内膜症の本』
2000年11月 初版発行、2007年3月 8刷発行
【わたしの超個人的 読後感】
患者当事者(いぬい益美氏)が子宮内膜症のことを調べ尽くして、研究して執筆したと思われ、医師の手術技術のクオリティにも言及しており、当事者目線で書かれている。
もの凄く詳細に多岐にわたって書かれているので、ページ数が多く、文字も小さいので、読み切るのは非常に難しい。わたしは全ページはとても読み切れませんでした。
だが、多くの情報を得たい人には役立つと思う。
初版の2000年当時は、医師の間でも、子宮内膜症のことが詳細に理解されていなかった模様で、そういう状況下で、このボリュームを執筆された情熱は凄いと思う。
●2冊目
杉並 洋(産婦人科医) 著
【改訂新版】専門のお医者さんが語る Q&A 子宮内膜症
平成8年7月 初版、平成20年4月 改訂新版発行
【わたしの超個人的 読後感】
専門のお医者さんが語る、というタイトルどおり、
子宮内膜症のイロハがきちんと網羅され説明されている。
子宮の役割からはじまり、子宮内膜症の原因・症状・検査・治療まで網羅的に書いてあり、目次的には十分と思うけど、医師の言葉で書いてあるので専門用語も多く、小難しい印象はある。
辞書的な印象。
しっかりと理屈から理解したい人には、オススメ。
●3冊目
武谷雄二 監修
子宮内膜症 これで安心
2008年10月 初版
【わたしの超個人的 読後感】
東京大学医学部・産婦人科の教授が監修して、小学館が執筆・編集しているようで、医学の素人にも分かりやすい言葉で書かれている。
子宮内膜症のイロハは、簡潔にまとめられている。
子宮内膜症の患者・女性が読みやすいように、やさしいまとめ方をしているので、誰にも抵抗感なく読みやすいと思う。
かといって、内容が雑なわけではなく、治療方法・手術方法について詳しく分かりやすく書かれていて、わたし的には一番役に立った。
「GnRHアゴニストをすすめられたけど、ほかに治療方法はないのか?」とか、
「手術にも、卵巣だけ摘出方法と、子宮も全摘する方法がある」こととか、
わたしが一番知りたかったことが書かれていました。
最初に買う1冊目の本としては、これが一番オススメです。
これを読んでみてもっと理屈が知りたくなったら、2冊目(専門のお医者さんが語るQ&A)のほうを読むと、より理解が深まると思いました。
ってなことで、子宮内膜症とは何か?も理解したし、
手術方法も分かりました。
あとは、リスクとして考えられることと合わせて、
主治医と再度相談して決めるだけです。
「右卵巣に加えて、子宮も摘出、左卵巣も摘出」にすることが、
わたしにとっては一番いいだろうなーと思っているところです。
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医療系の本って、一度読んだら、読み返すことってあまりないし、
高価なものが多いので、
もっぱらAmazonの中古で買ってます。
定価の3分の1ぐらいで買えるし、状態が良いものが多いので全然問題ありません。
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本の写真の下に見える くまもん (*^_^*)
熊本土産にいただいた くまもんタオルてぬぐいです。
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