内膜症性嚢胞で子宮と両卵巣を腹腔鏡下手術で摘出。手術後の発熱・炎症反応・感染の治療メモ

退院してから1週間が経ちました。

ようやくフツーのスピードで歩けるようになりましたが、

5年前の乳がん手術、2年前の子宮筋腫の手術のときと違うなと思うのが、

体力の衰え加減。リカバリーの遅さ。

 

近所に買い物に行く途中、少しひと休みしたくなりベンチで休憩したり、

帰宅したら、しばらくダラ~ンと横になりたくなったり。(;_;)

 

年齢のせいでしょうか?

それとも、手術侵襲のせいでしょうか?

きっと両方でしょうね。

 

今回ばかりは、自分を過信せずに、疲れたら休むようにしています。

でも腸閉塞を防ぐために動きなさい、とも言われているので、無理しない程度に歩くことも必要で、無理せず頑張ってます。

 

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忘れないうちに、手術の様子、手術後の発熱・炎症反応・感染の治療経過をまとめておきます。

 

【手術2日後に強い痛みと発熱】

手術当日と翌日までは発熱があるのは当然なのですが、

2日後になっても熱が下がらず、

右下腹部(右卵巣と腸の癒着があった箇所と思われます)に

ズンズン、ズキーンと繰り返す強い痛み。

 

ロキソニンを飲んでも、痛み止めの点滴をしてもらってもあまり効かず。

ナースコールで「痛み止めの座薬をお願いします!」と懇願するほど痛かったです。

座薬チェックインしてもらって1時間ほどして、ようやく痛みが治まってきました。

 

痛み止めを飲んでると熱も一緒に少し下がるのがふつうなのですが、

38度を超える発熱あり。

 

【手術3日後。炎症反応あり】

朝、熱が高いのと、痛みが強いので、採血して調べてみることに。

結果、炎症反応がありました。

炎症反応を示すCRP値が高かったと思われます。

数値は聞いてないので、今度の外来で聞いてみようっと。

 

【抗生物質の点滴】

手術当日と翌日の術後定番の終日点滴が終わったのですが、

抗生物質の点滴が追加で続きました。

手術3日目から7日目まで5日間、毎日朝と晩に点滴追加。

 

20120908_kouseizai2

点滴台からは解放されましたが、点滴の針はそのまま留置。

ネットの中に点滴針が刺さったままになっていて、点滴するときにチューブをくっつけます。

 

怪我しているみたいで痛そうに見えますが、針が動かなければ痛くありません。

こうすれば、点滴針を毎回抜き差しする必要がないので便利です。

 

20120908_kouseizai1

抗生物質、セフメタゾール

術後3日目から7日目まで5日間、毎日、朝と晩に点滴してました。

 

抗生物質のおかげでしょうか、

点滴投与しはじめてからは、毎日少しずつ熱が下がり、

術後7日目、点滴最終日にやっと平熱に戻りました。

 

 

【細菌検査】

感染がないかを調べるため、血液培養のための採血をしました。

違う場所2箇所から採血するとのことで、1箇所は左腕から採血。

右腕が使えないので、もう1箇所は鼠径部(脚のつけね。いわゆるオマタ)から採血されました。(;_;)

 

細菌検査のための採血なので、消毒がすごく念入りでした。

黄色いヨードチンキで、たっぷり広い範囲に消毒されます。

オマタのまわりが、ヨードチンキで黄色になったのには参りました。(^^;)

内診で、オリモノ検査もありました。

 

検査の結果、

膣の縫合付近から菌感染が認められたそうなのですが、

何の菌に感染したのか聞きそびれているので、これも次の外来で聞きます。

 

【抗生物質・抗菌剤の服用】

抗生物質の点滴が終わってからは、

抗菌剤クラビット500mgを1週間、服用しました。

20120908_kouseizai3

この抗菌剤・クラビットという薬、やたら大きいのです。

他の錠剤の倍ぐらいの大きさがあって、飲み込むのに勢いが必要でした。(^^;)

 

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術後の発熱の原因と対処は、こんな感じでした。

 

腹腔鏡の手術なので、うまくいけば術後4~5日で退院できるはずでしたが、

結局は術後9日目にやっと退院。長くかかってしまいました。

 

腹腔鏡下手術であっても、開腹しないだけであって、

お腹の中の手術は変わりないのだから、手術をバカにしちゃいけませんね。

手術は手術。

お腹に大きなケガをさせているのですもんね。(^^;)

 

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退院して嬉しいのは、やはり食事。

 

20120908_sanma

秋を感じるサンマづくしの夕飯にしてみました。

秋刀魚の塩焼きにお刺身。

おいしいご飯がいただけるって幸せですね。(*^_^*)

 

 


 

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昨日退院しました!卵巣内膜症性嚢胞の手術は、右卵巣と子宮と大腸が癒着してて、6時間半もかかりましたが無事終わりました。

昨日やっと退院できました!

久しぶりにパソコンの前に座っています。

 

いつもだったら、入院中にもノートパソコンを広げて、

入院中の実況中継さながらに、

その日あったことをブログに書いていたはずなのですが、

今回は術後がしんどくて、とてもパソコンを広げる気になれませんでした。(;_;)

 

というのも、

お腹をあけてみたら、

右卵巣と大腸がひどく癒着していたとのこと。

 

さらに、

子宮筋層にも子宮内膜が入りこんでおきる子宮腺筋症にもなっていたらしく、

右卵巣と子宮と大腸がひどく癒着していたとのこと。

 

なので、癒着をはがすのが大変だったらしく、

全部で(麻酔の時間も含めて)5時間で終わる予定の手術が、

6時間半以上もかかってしまいました。

午後1時に病室を出て、戻ってきたのが午後8時。

家族は待ちくたびれたそうです。

 

 卵巣と子宮と大腸の癒着というのは、

これだけ検査器機が進歩していても、CTや超音波エコーなどの

外から検査する方法だけでは分からず、

お腹をあけてみないことには分からないのだそうです。

 

ってことは、今回、手術するかどうか、迷っていた時期がありましたが、

遅くなればなるほど、症状は悪くなっていたはずでしょうから、

結果、手術することに決めて大正解だったわけです。

 

薬で女性ホルモンを止めて偽閉経状態にして様子を見ようとか、

年齢的にも閉経間近だからもう少し痛め止めで様子を見るとか選択肢はいくつかありましたが、

癒着してしまっていたわけだから、他の方法では、

痛みをトルことはできなかったわけですよ。

 

手術をする決心をしていなかったら、と考えると恐いですね。

 

手術は無事に済みましたが、

今回は術後の発熱が長引いてしんどかったのです。

なぜ、長引いたのか?はまた明日にでも書こうと思います。

 

ほかにもね、今回は生まれて初めての

うんち事件などもあり、術後日記のネタは豊富です。(^^;)

今日はこのへんでおしまい。

 

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乳がんのリンパ節転移で右脇リンパ節郭清しているので、

採血や血圧測定で右腕が使えません。

慶應義塾大学病院、婦人科病棟では、間違いが起きないように、

入院中はベッドに、こんなパネルをつけてくれます。

20120903_panel1

このパネル、2年前の子宮筋腫手術のときにもつけてくれたのですが、

2010年10月の日記はこちら

そのときのパネルからバージョンアップしてました。

 

2010年10月のパネルはこれ↓

20101031_bed2

 

今回のパネルはこれ↓

20120903_panel2

かなりバージョンアップしていました。(*^_^*)

 


 

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入院しました。血糖値が高いと術後に問題があるそうで、血糖コントロールが必要なのだそうです。

昨日、無事に入院・チェックインしました。

 

慶應義塾大学病院の婦人科には4度目の入院です。

短期間の入院だと、病棟の看護師さんに名前や顔を退院後まで覚えてもらうことってまずないのですが、

さすがに、2年間の間に3度目の入院ともなると、「あれ?前にも・・・」と覚えてくれていた看護師さんが何人もいました。

食事を配膳してくれる可愛いお姉さんも覚えてくれていました。

 

こんなことで覚えてもらうなんて、あまり喜ばしいことではありませんが、でも、嬉しかったりしました。(*^_^*)

 

20120822_nyuin2

 

昨日と今日は、基本的には暇なのですが、

一日中何もすることがないかというとそうでもなく、細々とやることがあり、病室を抜け出していいほど暇でもありません。

 

手術準備品(バスタオル、タオル、T字帯)のチェックがあったり、

採血しに行ったり、

おへその掃除チェックがあったり、

看護師さんからヒアリングを受けたり、

病棟医や薬剤師から話があったり。

 

だいたいのことは、前回の手術のときと同じなのですが、

今回、初めてのことがありました。

 

糖尿病の関係で、内科の先生が病室に来てくれました。

何のようかと思ったら、

 

手術後に血糖値が高くなりすぎたらいけないので、血糖コントロールをします、とのこと。

手術前に毎食時、血糖値を計測して、あんまり高いようならインシュリン投薬もあるのだそうです。

 

詳しいことはよく分からないのですが、

糖尿病っていうのは、尿の中の糖分量をコントロールできなくなっているわけで、

「血糖値が高い」だけじゃなくて、「血糖値が低くなりすぎる」可能性もあるそうで、

手術の際には、注意しないといけないのだそうです。

 

内科の主治医が、「ヘモグロビンA1cの値が7を超えたら、手術してもらえませんよ。(^^;)」と言っていたのは、単なる脅しではなかったのですね。

 

毎食前に、手の指先にプチッと針を刺して少量の血を出して、血糖値を計っています。

今朝は、朝食前の空腹時にもかかわらず、血糖値が183もあり高めです。

 

糖尿病っていうのは、痛くもないし体もふつうに動くけど、いろんなところに悪影響を及ぼす病気なのですね。

いままでは、糖尿病の恐さを理屈では知っていましたが、心では分かっていなかったようです。

退院して体力回復したら、ぜったーーーーいに痩せます!!(誓い)

 

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術後3日目に予約が入っていた乳がん術後5年のフル検査は、別の日に延期になりそうです。(;_;)

3日目だとまだ術後の回復が十分ではなく、

マンモグラフィー、超音波エコー、骨シンチ、CT、4つの検査を受けにアッチコッチ動くのはダメっぽいです。

8/27に乳がんフル検査の予約があるってことは、3ヶ月以上前から分かっていたことだし、婦人科主治医には伝えていたのになあ。

ガックシ。(愚痴)

 

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今日は手術前日。

ご飯は、注腸食といって、おかゆだけ。

飲物は、お水かお茶だけ。

腸の中をキレイにする下剤を飲みました。

スッキリ出して、さあ、明日!

20120823_gezai

次にブログが書けるのは、術後しばらくして

元気パワーアップしてからですね。

 


 

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